こちらは、雪女の写真館となります。

 

過去に実際に起きた「八甲田山雪中行軍遭難事件」をモチーフにしたお話です。

この作品から、あらすじもかなり内容に触れた細かい形をとるようになりました。

また、新人戯曲賞に応募した作品(一次審査通過)で、改稿に改稿を重ねての上演となりました。 

 

 

 

六、雪女―密室の行軍―

 

「天は、我々を見放すことは無かった」

明治三十五年一月二十三日早朝。
雪中行軍演習のため、青森第五連隊は北八甲田連峰北麓の田代新湯に向けて出発した。順調だった行軍も、昼過ぎから天候が一転。暴風雪が連隊を襲う。
吹雪は一向に治まりを見せず、空腹と寒さに震える隊員。腰よりも高く降り積もった雪を、泳ぐように進む。一人が倒れ、追う様にして、また一人倒れる。進むことも戻ることも早この雪山では叶わない――。


第三小隊の幸運は、残された我々七人が、雪小屋を発見できたことである。そこで囲炉裏を囲み、救助に望みをかける。 暖を取り、隊員に笑顔が戻ったような気がした。だが――
何かおかしい。この隊員たちの、異様なまでの笑顔。そして、我々の他に、誰かがいたような――。

「この事は、誰にも話してはならない――」
脳に声がこだまする。そのたびに、親友の保積小隊長が云う。

「心配するな、岩木。我々は、必ず生きて帰る」

冬の八甲田は、私に何を隠しているのだろう。

 

雪女は解説必要ないかなってくらい有名な妖怪でありお話だと思いますが、一応。

 

 

その名の通り雪の妖怪で、冷たい息をかけて凍死させたり男の精を奪ったりする女の姿をした妖です。物語はたくさんありますが、私個人としては小泉八雲が書いたお話が好きです。興味ありましたら読んでみてください!!

 

舞台は、山小屋の中です。

写真は終演後の舞台になります。

薄暗い室内。

この惨状は、何が、あったのか……。

 

 

雪女と、実際に過去に起きた事件である

「八甲田山雪中行軍遭難事件」

を絡めての物語である今作。

 

この事件は、明治期に実際にあった出来事で、冬の八甲田山(青森)で雪中行軍演習を行った青森第五連隊が遭難し、訓練にも関わらずほぼ全員が死亡したという痛ましい事件です。ネット検索などして頂くとかなり詳しく知ることが出来ますし、題材にした映画もありますので、もしご興味ありましたら。

 

そのため今回の登場人物は、雪中行軍をした日本軍の方々とが主になります。

東北の雪の季節に薄着に見えるかと思いますが、実際、かなり手薄な防寒対策だったそうです……。

 

 

 

ここからは本編の写真になります。

 

猛吹雪で明かりもない山小屋…という設定のため、かなり暗いです。

写真では見えにくい部分もあるかと思いますが、

そこも含めて雰囲気をご覧頂けると幸いです。

猛吹雪の中の僥倖
猛吹雪の中の僥倖
女とともに忍び寄る悪夢
女とともに忍び寄る悪夢

思い描いていた夢は瓦解する
思い描いていた夢は瓦解する
女に連れられたどり着いたのは火もない雪小屋
女に連れられたどり着いたのは火もない雪小屋

雪中の道案内人
雪中の道案内人
世間に流れる噂と、乖離する真実と。
世間に流れる噂と、乖離する真実と。
思い出してください。何があったのか。
思い出してください。何があったのか。

軍人としての在り方か人としての在り方か
軍人としての在り方か人としての在り方か
助けは来ない。
助けは来ない。

尊い犠牲
尊い犠牲
生きるための選択
生きるための選択

親友の言葉とは
親友の言葉とは
最期 そして それから
最期 そして それから

 

 

そしてこちらは今回のみ特別バージョン。

今回から出演してくれている山川恭平さん(Peachboys)が、

出演者&望月の似顔絵を描いてくださったのです!なんという感激!

掲載許可頂いたので、一挙にご紹介します。



 

 

こちらはオフショットというか、

今回美術さんが施してくれた衣装の雪化粧が素敵だったので、その写真(横向きでごめんなさい)と、

楽屋に仮設で作ってくださった帽子かけがとても山小屋だったので、その二枚をご紹介。


 

 

最後に、集合写真です。

いい笑顔と雰囲気!

 

毎回言いますが、

本編ではかなり散々な目にあっていますが、

 

普段や稽古場なんかでは、とても明るく楽しくお茶目な役者さんたちですよー。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

この作品から、念願のDVD販売を開始いたしました!

 

少しでも「このお話の中身が気になる!」と思って下さった方は、

是非是非、販売頁をチェックしてみてくださいませ。

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【劇団員 個人ページ】

 

望月清一郎

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吉田多希

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